忠臣蔵

おはようございます。
プロ家庭教師プロ・プラネット広報&SEO担当の畠山です。

そう言えば……この時期は「忠臣蔵」の季節であったかな?と…
はたと思い付いて調べると……なんと12月14日との事……
いや、ウッカリ?と言う感じでありました。

まあ、「忠臣蔵」については、色々と語れることがありますが…
色々と取られている「映画」「ドラマ」等を、あれこれと見ていて思い付いた事などを…

(1):天野屋利兵衛は実在なのか?

(2):米沢藩の家老連が一定していないのは?

(3):討ち入りの際に挨拶に行く吉良邸のお隣さんが違うのは?

等の細かい違いが出てきて面白いのですが……
その細かさ云々はともかくも、違いが生じる理由としては「脚本云々」と言う事では無くて
どうやら、史実とお話(仮名手本忠臣蔵)にギャップがあるからと言う事でしょう。

現代と違って事実が良く解り辛い江戸時代ですので
ある程度の事実の脚色等はありだったのでしょうが……
それにしても、「物語」と言う事になると多少の虚構は付き物なので、それを楽しむのが現代でのまた違う楽しみ方の一つでしょうか?

あくまで、事実は乖離があると言う事での(3)なぞは「松浦侯」と言う人物の人間像が浮かんで面白いのですが
それを「松浦候」であれ、「お隣の旗本の殿さま」のどちらかと言う事は置いておいて
当時の太平の世で失われつつある「武士の気風」を、発露させていると言うのは、注目すべき点でしょう。

また、これは、作品により割愛される部分も多いのですが
「討ち入りをした赤穂浪士の処分」を巡る「幕府・幕閣の苦悩」と言う部分も
なかなかに興味深い点ですが…
朱子学」と言う部分からの「赤穂浪士の扱い」と言う事で「義挙」とすべきか「暴徒」とすべきか
の争いは、非常に奥深い部分を含んでいます。
「太平の世」と「武士」のバランスの兼ね合いの難しさが、そこに滲み出ていると共に
「公弁法親王」を持ちだして来て、その判断を仰ごうとしたと言う点に、何やら、日本の政治システム的な根源を見出す事が出来て
改めて、「日本の良さ?」と言うかを見る事が出来るのも、貴重な事でしょう。

忠臣蔵」は「日本の表象」等と大上段に振りかぶった事を言う気は有りませんが……
しかし、かねてから、ずっと続いていると言う事には、”何かの意味”がある様な気がします。

”古いを訪ねて新しきを知る”

物の東西を問わず、それが「伝統」を保持していると言う事の豊かさでしょう。

本日の Daily Planet は「早稲田大学商学部の世界史(2008年度の1)」です。
ご興味のある方は、ご一読ください。