孟嘗君と馮驩

おはようございます。
プロ家庭教師プロ・プラネット広報&SEO担当の畠山です。

孟嘗君(もうしょうくん)と言う人物は、斉の宰相として鳴らした人物ですが
その孟嘗君とセットになって出てくる馮驩(ふうかん)
このコンビにまつわるエピソードですが……

孟嘗君が宰相であった戦国時代(春秋・戦国時代)は下剋上や失脚と言う事は
日常茶飯に起きていたご時世でもあった訳ですが
その孟嘗君が失脚した際に、彼の元にいた居候達(当時は食客と言った)は一斉に逐電を……
ま、それはそれとしてしょうが無い部分ですが
幸いな事に、孟嘗君が宰相の立場に復権するや否や、逐電した食客達は、何食わぬ顔でまた戻ってきた訳です。

それに対して、腹の虫が収まらないの孟嘗君であった訳ですが
この孟嘗君のお怒りに馮驩が反した言葉が
「富貴なれば士多く貧賤なれば友寡きは事の固然なり」と

要するに金持ちであれば人は付き従うけれど
貧しくなれば、人がいなくなるのは当然の事でしょう?
それを怒る貴方(孟嘗君)の方が物の道理をわきまえていない
と答えた訳です。

まあ、これをどのように感じるか…?
は人それぞれだとは思いますが
しかし、ある意味「合理的」「リアリスティック」な一面が見え隠れして面白い逸話ではあります。

人と人との付き合いが斯くの如しでは如何なものか?と思う部分ではありますが
史記」にある生々しい人間ドラマは、現代の我々に対しても、またリアルに問いを投げかけてくれるものであります。
時代を通じて、なお、通じるもの……
なかなかに、奥深いものであります。

本日の Daily Planet は「四谷大塚の合不合判定模試」です。
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